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Channel: スポーツナビ+ タグ:永川光浩
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ドラフトの合否を確かめる (2009年編)

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 「ドラフトの評価は5年くらい経ってみないと分からない」これはドラフト終了後によく耳にする言葉ですが、ということは、裏を返せば「今評価できるのは5年前のドラフト」ということ。さっそく今から5年前、2009年のドラフトを評価しちゃいましょう。(笑)  ★ 2009年ドラフト ★ 1位 今村猛 (清峰高) 2位 堂林翔太(中京大中京高) 3位 武内久士(法大) 4位 庄司隼人(常葉橘高) 5位 伊東昴大(盛岡大付属高) 6位 川口盛外(王子製紙) 育1 永川光浩(龍谷大) 育2 中村亘佑(横浜商大高)こう見ると見事なまでにカープテイストな「素材型ドラフト」になっていますね。(苦笑) 前年の岩本貴裕や前々年の篠田純平など近年は即戦力1位路線が連なっていただけに、2009年ドラフトはあまりパッとしなかった記憶はあります。全体を通しても花巻東高の菊池雄星投手(現・西武)への人気集中と、すったもんだのあった(苦笑)長野久義の巨人入りがあったくらいで、これといって大きなセンセーションはありませんでしたが、その中にあって「さすがカープ」というかあっさり雄星をスルーしていたのが印象的でした。もしこの年にブログでも書いていれば当時の思いなども分かったんでしょうが、今のところは薄らとした記憶に委ねるしかありませんが。(汗) 次に彼ら8人の現在とここまでの成績を振り返ってみます。 ・今村猛(カープ在籍中)   10年 登板2 1敗 4回 防15.75 WHIP 3.25    11年 登板54 3勝8敗2S13H 94回 防4.69 WHIP 1.35    12年 登板69 2勝2敗4S26H 85.2回 防1.89 WHIP 1.06    13年 登板57 2勝5敗3S18H 65.1回 防3.31 WHIP 1.50    14年 登板17 1勝1敗 20.2回 防4.35 WHIP 1.26  ・堂林翔太(カープ在籍中)   12年 144試 554打席 118安打 14本 45点 打率.242 出.321 長.395    13年 105試 410打席 79安打 6本 41点 打率.217 出.294 長.305    14年 93試 330打席 70安打 9本 28点 打率.246 出.332 長.380  ・武内久士(カープ在籍中)   10年 登板5 勝敗なし 6.1回 防7.11 WHIP 1.89    13年 登板5 1敗 16回 防3.94 WHIP 1.25  ・庄司隼人(カープ在籍中)   14年 1試 1打席 打率.000 出.000 長.000  ・伊東昴大(2013年引退)   10年 登板5 勝敗なし 4.2回 防7.71 WHIP 1.50  ・川口盛外(2011年引退)   1軍公式戦出場なし ・永川光浩(2014年引退)   1軍公式戦出場なし ・中村亘佑(カープ在籍中)   1軍公式戦出場なし・・・明暗がくっきりと分かれていますね。(汗) ドラフト上位の今村と堂林に関しては、着々とカープの主力選手としてのステップは踏んでいると思います。特に今村は、昨年今年と調子を落としているものの、日本代表にまで選ばれましたからね。2012年の成績のみをピックアップするわけにもいきませんが、やはり登板数や WHIP などを見る限り、投手としての能力は抜きん出ているものと考えられます。来季に復活できるのかにもよってくるでしょうが、彼がセットアッパーとして確固たる地位を安定して築き上げた時には、2009年ドラフトは大成功の部類だったと言い切れると思います。堂林も伸び悩んでいますが、やはり久々に現れた正当な「4番候補」ではあります。こちらも同じく来シーズンどうなるかに掛かってきますが、結婚を機に飛躍してくれることを信じたいと思わせるだけのポテンシャルは秘めています。守備も上手くなりましたし、後はバッティングの「確実性」などの課題をいかにクリアしていくかですかね。(汗) 上位の2名に対し3位と4位の武内と庄司は崖っぷちも崖っぷち、2015年がまさしく正念場になることでしょう。武内は良いボールは持っているだけに、後は少ないチャンスを生かせるかどうかでしょうか。庄司は堂林共々カープの誇る「イケメンBIG3」の一人ですが、その堂林とこれまた同時期に結婚を発表しました。奮起する材料は揃いましたし、何とかして1軍定着を果たしてほしいものです。上本や安部など似たようなライバルも多いですが、スター性も加味すると庄司の台頭はカープにとっては大きなプラスになることでしょう。伊東、川口、永川弟に関しては、「ご苦労様でした」といったところです。プロの世界を経験したことで今後の人生にも大いなる影響があることと思われます。第二の人生をそれぞれ頑張ってもらいたいですね。(泣) 中村亘佑は今年2軍でオールスターにも出場していますし、正直そろそろ育成から支配下選手へとレベルアップしてもいい頃かと思います。アツの成長があったとはいえ、まだまだ「石原の後継者問題」は完璧に解決したわけではありませんし、僅かなチャンスですが何とか掴み取ってほしいですね。  2009年ドラフト 評価さて、2009年のドラフトに対しての評価ですが、今村の「全日本級」の存在感、堂林という待ち望んだ「ポスト栗原健太」の登場、庄司や中村亘佑への期待値などを考えるならば、少なく見積もっても及第点、80点以上の点数は与えられるかと思われます。ここ1、2年の今村の不振と堂林の停滞をマイナスと捉え、10点ほど差し引いて70点。ここに近年のカープ女子から沸き起こった盛り上がり(『プリンス堂林』と『イケメン庄司』の存在はデカイです)をプラスとして考えると・・・。2009年ドラフトはやっぱり80点ほどの点数は与えられるかと思います。数年後、今村や堂林、庄司らがどれだけ活躍しているかによって、この数字はもう少しだけ跳ね上がりそうな気はしますが・・・。「素材型」の場合、5年じゃ足りないですね。(笑)

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